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いつ走行するかわからないため「見かけると幸せになれる」とも言われている、新幹線の点検専用車両「ドクターイエロー」の時刻表を、滋賀県東近江市の男性が独自に発行し、話題となっています。“幻の新幹線”がほぼ確実に見られるとあって、その時刻表もまた地域に幸せを届けています。
「ドクターイエロー」は、新幹線の線路などを走行しながら点検する専用の黄色い新幹線で、時刻表は非公開のため、鉄道ファンなどから「見かけると幸せになれる」とも言われています。
東近江市の写真愛好家、西村勲さん(69)は、ドクターイエローを撮影した際の日時やSNS上の目撃情報などから走行日時を予測し、独自に時刻表とカレンダーを発行しています。
これを近所の幼稚園や地元の公民館など10か所以上に配布していて、18日、園から新幹線の線路が見えるこども園の園児がドクターイエローを見学しました。
予測された午後1時48分ごろにドクターイエローが姿を現すと、園児たちは一斉に声を上げ喜んでいました。
五箇荘あさひ幼児園の笠川三由紀園長は「子どもたちも大喜びですが、私たちも気持ちが上がります。よい経験をさせてもらい感謝しています」と話していました。
西村さんは初めてドクターイエローを見たときの感動を共有したいと、6年前から時刻表の発行を始めたということで、当初は予測が外れることもありましたが、今ではほぼ確実に予測できているということです。
西村さんは「偶然見られるのもよいが、通り過ぎると事前に知って、2、3秒まじまじと見ると、本当に感動します。待っている人がいるので、これからもできるかぎり続けていきたいです」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220520/k10013635141000.html