摘発されるベトナム人技能実習生が働く風俗店。レイシズムとセクシズムが横行する惨状
Harbor Business Online 2021.05.07

徐々に増えていたのが、脱走した技能実習生のベトナム人女性を狙うルートでした。
技能実習生は多くが、すでに来日時に多額の借金を背負ってくる上に、劣悪な環境で働かされ、いじめなどの被害に遭う。
そのため、実習先からの脱走が問題となっていた。
「ブローカーはそこに目をつけたわけです。Facebook、LINE や Wechatなどでクローズドなグループを作って求人情報がやり取りされていた。
大半が中国エステ店やデリヘルを経営している日本人や中国人経営者の店で雇われます。
タイ人よりも見た目が日本人に近く、若くてスレていない子が多いので、お客側にウケが良い。」
風俗店の認識が浅い子ほど、ゴムなし挿入などを客から強要される。
立場が弱いことを知っていて、レイプまがいのことをする客や、失恋するとその腹いせに警察に密告するというケースも少なくない。
ビザの資格外活動は違反だ。そして、彼女たちを雇うことも入管法違反だけではなく、倫理的な問題点が多い。
コロナ禍で仕事もなくなり放り出された彼女たちに、日本の行政はなんら真っ当な支援の手を差し伸べず、頼るところは風俗しかなかった。
https://hbol.jp/232259/