台湾の野戦食、与那国島に漂着 味見した奥山さん「想像より悪くない」

(台北中央社)台湾から約110キロ離れた沖縄県与那国島のナーマ浜で今月前半、国軍の野戦食が漂着しているのが見つかった。野戦食を拾い実際に味見をしたライターの奥山風太郎さんは中央社の取材に「想像より悪くなかった」と語った。

奥山さんによると、野戦食は仕事で海岸性の昆虫を探しに砂浜を散策した際に発見。外装はぼろぼろだったが、中身は無事で、賞味期限も過ぎていなかったことから、「食べられるもので、まだ食べたことがないものは、どんなものでも味見をしてみたい」と思い、実際に食べてみたという。

奥山さんのフェイスブックの投稿によると、袋に入っていたのは、ゼリー飲料や黒糖乾パン、ビーフジャーキー、グラノーラ、チョコレートペースト、あめなど。

約30年前に自衛隊の野戦食を食べたことがあるという奥山さん。時代が違うため比較の対象としては適切とは思えないとした上で、自衛隊の乾パンは「かなりまずかった」と振り返る。

一方で国軍の野戦食は「市販のお菓子と遜色がなく、想像より悪くなかった」としながらも、「やはり食事としてみると、決しておいしいものではありませんでした」と率直な感想を話した。

奥山さんは「海外の軍人さんに支給されるものが食べられるなんてとてもラッキーだと思いました」とコメント。「食べた後の体調の変化は全くありませんでした」と無事を報告した。
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