吉村知事がブチあげた「日の丸ワクチン」 大阪の創薬ベンチャーは株価高騰で巨額資金調達

 創薬ベンチャー「アンジェス」(大阪府茨木市、東証マザーズ上場)が、大阪大学と共同開発していた新型コロナ用「DNAワクチン」。「大阪ワクチン」「日の丸ワクチン」として、吉村洋文・大阪府知事が昨年(2020年)内の実用化に言及するなど前のめりの姿勢を見せていたが、治験では有効性が認められず、結局今年11月に最終段階の治験を断念した。

 この結果を受け、アンジェスを持ち上げていた吉村知事や、すぐにでもワクチンが実用化するような思わせぶりな発言を各種メディアで繰り返していた同社創業者で大株主の森下竜一・大阪大学大学院寄付講座教授に批判の声が上がっている。

 12月9日発売の『週刊新潮』も<『吉村知事』一押し『日の丸ワクチン』頓挫で株価暴落への言い訳」>と題して、吉村知事を批判を掲載。一方、森下氏は大阪府や大阪市と関係が深く、府市の特別顧問や2025年開催予定の大阪関西万博では大阪府市パビリオンの総合プロデューサーも務める人物だ。

 それでは、アンジェスの株は一体どのような経緯をたどったのか。資金調達や株取得の手法は少々複雑な話になるが、しばしお付き合い願えれば幸いである。
https://news.yahoo.co.jp/articles/127eb91d693b2c4934cbfdd01e733af09d49b357

大阪・関西万博 「大阪パビリオン」推進委員会が発足

 大阪府と大阪市などは16日、2025年大阪・関西万博に出展する「大阪パビリオン」の企画を担う推進委員会を立ち上げた。総合プロデューサーには健康医療分野に詳しい森下竜一・大阪大学大学院教授が就き、「健康・医療」「食」など分野別プロデューサーも置く。
https://www.asahi.com/amp/articles/ASP2J6DWRP2JPTIL024.html