今年8月、東京の地下鉄の駅で大学生の男が知人の男性に硫酸をかけ重傷を負わせた事件で、男が事件前に硫酸が含まれるバイクのバッテリー液を購入していたとみられることが分かりました。

 傷害の疑いで逮捕された大学生の花森弘卓容疑者(25)は今年8月、港区の東京メトロ・白金高輪駅で、知人の男性会社員に硫酸をかけて重傷を負わせた疑いがもたれています。

 その後の捜査関係者への取材で、花森容疑者が「事件前にインターネットでバイクのバッテリー液を購入した」という趣旨の供述をしていることが分かりました。花森容疑者は犯行当時、国立大学の農学部に在学中で化学物質に関する知識があり、バッテリー液に含まれる硫酸を使い、犯行に及んだとみられています。
警視庁は、花森容疑者が周到な計画で犯行の準備を進めたとみて調べています。

 東京地検は今年9月から鑑定留置を行っていましたが、刑事責任能力に問題はないと判断したとみられ、あさってにも起訴する見通しです。

https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4427472.html