愛知県西尾市の住宅に侵入し、住人が仕掛けた「おもちゃの紙幣」を盗んだ罪などに問われた男に、名古屋地裁岡崎支部は15日、無罪判決を言い渡していたことがわかりました。一方で別の住宅から現金などを盗んだ罪については実刑判決を言い渡しました。
 愛知県西尾市に住む卸売業の男(44)は、窃盗被害にあったため防犯対策におもちゃの紙幣と防犯カメラを設置していた西尾市内の女性の家に侵入し、おもちゃの紙幣7枚を盗んだ罪に問われていました。

 名古屋地裁岡崎支部は15日、防犯カメラに映った人物について「せいぜい被告と犯人が似た体格、体形をしているという程度の推認力しか有さない」とし、「犯人であると認めることには合理的疑いが残る」として、男に無罪判決を言い渡しました。

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