いま、兵庫県芦屋市議会が紛糾している。

 問題の渦中にいるのは、芦屋市の市議・長谷基弘氏(63)だ。公式サイトによると、長谷市議は高校3年生の時に「ネフローゼ症候群」 という病気にかかり、ステロイドホルモン剤を大量に投与。しかし薬の副作用で突然足の自由が奪われてしまったのだという。

 騒動のきっかけとなったのは、5月の市議会。公明党の徳田直彦市議が、長谷市議について「歩けるのを見た」と語ったのだ。(全4回の1回め。 #2 、 #3 、#4)

「立って歩いた」発言を名誉棄損で刑事告訴

《私は、長谷議員が保健福祉センターで公式行事が終わった後に、乗っていた車いすを御自分で立って、自分のプリウスの後ろのトランクルームに畳んで入れるところも現認しましたし、ほかに幾たびかそういった立って歩いているというところも現認しております》(5月31日の市議会議事録)
https://news.yahoo.co.jp/articles/263edd7e979a225f9b104720d7f97bd169d1603e

 ここに1本の 動画 がある。この動画には、1人の中年男性が自動車から降り、杖を持たずに自動販売機まで歩き、車に戻る姿が確認できる。そしてこの男性こそ、“車いす議員”の長谷市議だ。

「これは長谷さんですね。赤いジャンパーはよく着ているものやし、車は彼の愛車である日産ラシーン。選挙活動にも使っていますよ。この動画も芦屋市議会関係者の間に流出してるものでね。いつ撮影されたのかはわからへんけど……。いま議会はこの話題で持ち切りですよ。

 長谷さんが実は歩けるというのは、私たちの間では“公然の秘密”なんです。多くの関係者が、彼が歩いている姿を目撃していますから」(芦屋市関係者)
https://news.yahoo.co.jp/articles/263edd7e979a225f9b104720d7f97bd169d1603e?page=2