火星由来の隕石を改めて調べてみたけど、生命の痕跡はなかった模様

火星由来の隕石「アラン・ヒルズ84001(ALH84001)」は、1984年に南極大陸で発見されました。
発見当時から数十年にわたり、この約40億年前の隕石にある化石らしきものは火星の生命の痕跡なのではないかという議論が繰り広げられています。
それは火星の微生物ではなく、水による浸食で生じたと主張する最新研究が発表されましたが、化石説を唱えていた科学者たちは納得していないようです。

1996年、NASA主導の科学者グループは、隕石のワームみたいな炭酸塩鉱物は化石であり、それゆえ初の地球外生命体の痕跡であると提言して世界中に衝撃を与えました。
大勢の科学者らは、いわゆる“バイオモルフ”について火山活動や隕石衝突、水による浸食といった他の学説を挙げて、この解釈を疑問視。
ほとんどの科学者らがALH84001に生命の痕跡は見られないという意見でしたが、議論は四半世紀以上も続いたのです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2023d376ad1cf5616daaf988ec5f651ea166735c