「女たちの戦争と平和資料館」館長の池田恵理子さんは、「韓国の水曜デモは今日で1527回目となります。
世界で一番長く続いているデモです。30年たっても『慰安婦問題』が解決していないということです。
日本政府の対応は、『慰安婦問題』をなきものにしようと様々な形の妨害とか無視とか、この問題について逃げ続けてきました」と、
「慰安婦問題」への日本軍の関与と被害女性への強制を認めた「河野談話」を否定する動きが続いている現状を、変えていく必要があることなどを訴えました。


韓国の「慰安婦」被害者、黄錦周(ファンクムジュ)さんについて紹介がありました。
ファンさんは2013年4月に亡くなっていますが、日本政府に対して謝罪を要求し続けました。
1941年2月、満18歳のとき、日本の軍需工場で働くようにと強要され、列車に乗って着いたところは旧満州の日本軍部隊。
4年半、敗戦まで軍人の性の相手をさせられ、人間以下の扱いを受けたと訴えました。
今も戦時下でたくさんの女性たちが性暴力にあっていますが、ファンさんは、性暴力は絶対に許されないと語っていました。
ファンさんの思いを受けとめ、日本政府に対して、「慰安婦問題」の事実を認め、謝罪、賠償を行うよう求めていこうという訴えがありました。

http://www.labornetjp.org/news/2022/0122ian
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