もし7月以降もマスクをしていると2つの問題点が発生する。一つは熱中症だ。夏は熱がこもってしまって、重症化とか死亡する人がかなり増えてくる。新型コロナで重症化するよりも、熱中症で重症化するリスクが高まる。

もう一つはとても危惧しているが、いま子供たちは手足口病だとかヘルパンギーナといった感染症に罹患できていない。子供の時に感染すべき病原体に感染していない。これはゆゆしき問題だ。

その中におそらくサイトメガロウイルスが入っている。サイトメガロウイルスは子供の時に感染すれば鼻風邪ですむが、大きくなって妊娠中に感染すると、おなかの赤ちゃんにダメージを与える。
目や耳に障害が出たり小頭症になったりする。先天性風疹症候群のようになる。しかも頻度は先天性風疹症候群の数千倍の頻度だ。

子供の時に感染していればいいが、感染できない状況が怖い。20年ぐらい前は妊婦は9割ぐらいがサイトメガロウイルスに対する免疫を持っていたが、最近は清潔な生活をしているので7割に落ちた。
それが今の子供はこのまま続くとほとんど感染できず、妊娠適齢期になったときにサイトメガロに感染し、次の世代に大きな障害が残るのではないか。

サイトメガロを含め、ヘルパンギーナ、手足口病に感染できる環境を作らなくてはならない。そうなると7月以降はそういったウイルスが流行できるようマスクの着用を終了することが必要ではないか
https://www.fnn.jp/articles/-/306174