山本太郎さん、なんで「消費税ゼロ」にこだわるの?本人に聞いてみた

「消費税ゼロ」は実現できるのか
――政策についても伺いたいです。政策はどのように作っているんですか?

私たちが一番大きく訴えているのが経済政策なんですけども、25年不景気が続いている状況に対して、コロナがやってきてダブルパンチですね。
この状況でできることは何かと考えたときに、当然一人ひとりが使えるお金を増やしていく。みんなの生活を底上げする以外にないわけですから。
じゃあその方法としてどういうことができるかと考えたら、減税です。他にも給付金や家賃の補助など生活の基礎にかかる部分に対して底上げをしていく。
だからまず、社会を引いて見たときに、何が足りていないかを見つけて、それを何に落とし込んでいくかという方法で決めていますね。

――政策の中で山本さんは、「消費税ゼロ」を一環して掲げていらっしゃいます。そもそも税を集める目的についてお伺いしたいです。

「みんなから搾り取ったものを分配するのが税。国が何かをやろうとしたら、皆さんから搾り取った財源がなければ手当はできません」というのは間違いです。税とはそういうものじゃない。

例えば社会に出回っているお金を増やしたり減らしたりできるのが国の仕事なんです。お金が減りすぎると不況になります。
日本は不況が25年続いている。先進国の中でも唯一ですよ。何が起こっているかというと社会に十分にお金が回っていない。
このときに消費税を増税しますとなったら、さらに社会に回るお金が減って不況になります。誤った経済政策を元に、25年間、景気が悪いんですね。

じゃあ何をしなきゃいけないかというと減税です。他にも足りていないところにどんどんお金を入れてお金を増やすことを国がやらなきゃいけない。
すると、デフレという状態からインフレになり、お金が回りだしているという状態が生まれてくる。インフレが進みすぎるとよくないので、お金を間引くこともしなきゃならない。それが税金ということです。

――税金は、財源の確保が目的なのではなくて、景気を調整する手段ということなんですね。

おっしゃる通り。財源の確保というのは財務省の刷り込みです。メディアでは一切言われないことですね。

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