通貨処理機大手のグローリー(兵庫県姫路市)は14日、子会社のコインロッカー事業を手がける「グローリーサービス」(大阪市)で
経理担当だった元従業員が約13年間にわたり、総額約21億5500万円を横領していたと発表した。
グローリーは同日、2021年4〜12月期連結決算を発表し、今年度に横領された11億8000万円を特別損失として計上した。
元従業員は3月11日に懲戒解雇とし、今後、業務上横領容疑での刑事告訴などを検討する。

グローリーによると、元従業員は09〜22年にかけて、社内金庫から現金を抜き取ったり、会社名義の銀行口座から自分の口座に
送金したりして横領していた。元従業員は「競馬の馬券購入に使った」などと話し、約7000万円を返金した。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220314-OYT1T50165/