JR東日本は20日、最大震度6強の地震で脱線した東北新幹線の撤去作業を始めた。

100人超の作業員らが、仙台方面の先頭車両から1両(四十数トン)ずつジャッキで持ち上げ、レールに戻す作業を進める。
現場から車両をすべて移動させるのに、数日はかかる見通しだという。
脱線現場は、白石蔵王駅(宮城県白石市)から東京方面に約2キロの付近。
 16日深夜の地震で、東京発仙台行きの「やまびこ223号」が緊急停車し、17両中16両が脱線した。
乗客・乗務員78人にけがはなかった。

 震源に近い区間では、電柱24本、高架橋などの構造物20カ所の被害が確認されており、那須塩原―盛岡間は21日まで終日運転を見合わせている。
全面復旧の見通しは立っておらず、JR東は「相当の時間がかかる」とみている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/39a347b0891e313109e42527bd714801340b6767