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海水浴場で水上バイク暴走「殺人未遂と言われて驚いた」「もう乗らない」…男が出頭

兵庫県明石市の海水浴場で昨夏、水上バイクが遊泳客の近くを暴走した。
事態を重く見た市が、容疑者不詳で殺人未遂容疑などで神戸海上保安部に刑事告発。
同県加古川市の男(45)が海保に「自分が運転していた」と名乗り出た。
当時、暴走する様子がテレビで流され、男は読売新聞の取材に「こんなに大騒ぎになると思わなかった」と話した。

海保は近く、男を殺人未遂と県水難事故防止条例違反の両容疑で書類送検する。
神戸地検は刑事処分を慎重に判断するとみられる。
明石市によると、同市の海水浴場で昨年7月31日、遊泳客のそばを複数の水上バイクが猛スピードで走行。
負傷者はいなかったが、市は8月、テレビで放送された当時の映像を基に、容疑者を特定せず、両容疑で海保に告発状を出した。

男が名乗り出てきたため、海保が事情を聞き、映像を分析したところ、この男が運転していたと特定した。

男は今年2月、取材に応じ、「爽快感が楽しく、最高で時速100キロぐらい出した。遊泳客からは離れていたつもりだった」と釈明。
テレビを見て名乗り出たといい、「殺人未遂だと言われて驚いた。もう水上バイクに乗らない」と話した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220320-OYT1T50053/