「休むのは悪いこと」抱えながら

週に何度も電話をする負担は、時間的な制約によるストレスを感じるだけではなかった。
電話をするたび、「モヤモヤとした気持ち」を感じ続けていたという。

「当時、学校は『休んじゃいけない』『休むのは悪いこと』みたいな意識がありました。そういう思いを抱えながら電話をするのは、朝からテンションの下がる行為でしたし、その思いを抱えながら身支度をして仕事をするのは大変で、いやでした」

同じころ、長男が不登校になった。小学校2年生だった。