札幌ドーム「日本ハム移転の穴」どう埋める? 赤字残る可能性も(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

巨大施設の行く末は、本当に大丈夫なのだろうか。プロ野球・北海道日本ハムファイターズが今季限りで移転する札幌ドーム(札幌市豊平区)。

新型コロナウイルス流行前の2019年度は、プロ野球が利用用途の47%を占める「稼ぎ頭」だった。

日本ハム移転まで1年を切り、新たな活用策を取材すると、「ビッグボス」こと新庄剛志監督の采配で盛り上がるチームとは裏腹に、心配が募るばかりの状況だった。
【高山純二】

◇日ハム移転の穴埋めに苦悩する市

 今季の本拠地開幕戦となった3月29日の埼玉西武ライオンズ戦。

入場チケットは完売し、約2万人のファンがドームで、新庄監督の「空飛ぶバイク」を使った入場パフォーマンスを見守った。この稼ぎ頭の日本ハムの移転を受け、ドームの経営が不安視されている。

 秋元克広市長は18年の移転正式決定を受けた臨時会見で「マイナス分の収支を埋めていくため、
新たな活用を考えていく」と述べ、19年の市長選でも市税の投入を避けるため、具体的な活用策をまとめる考えを示した。

 市スポーツ部企画事業課によると、市とドームは4本柱の収支改善策を計画。1本目はサッカーJ1・北海道コンサドーレ札幌が主催する全20試合をドームで開催すること。

ただし、これまでもすでに16試合をドームで実施しており、増加分はわずか4試合にとどまる。

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