【ワシントン=田島大志】ウクライナ侵攻を続けるロシア軍は15日、首都キーウ(キエフ)近郊にあるウクライナ軍のミサイル工場などをミサイルで攻撃した。
露国防省はウクライナ軍の反攻が続いているとして、キーウ攻撃を拡大すると警告しており、ウクライナ側は警戒を強めている。

 ウクライナ国営通信によると、地元のウクライナ軍高官は15日、キーウ州で、露軍による3発のミサイル攻撃を確認したと明らかにした。
高官は「キーウ方面への攻撃が再び起きる」とし、キーウ一帯で民間施設がミサイル攻撃を受ける可能性もあると指摘した。

AFP通信によると、被害が出た施設の一つは、ウクライナ側が、沈没した黒海艦隊旗艦のミサイル巡洋艦「モスクワ」に命中させたと発表していた対艦ミサイル「ネプチューン」の製造工場だったといい、巡洋艦攻撃の報復だったとの見方が強まっている。
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