日本の植民地になった「昭和66年」のアメリカでゾンビと戦う中国産ゲーム『昭和米国物語』開発者インタビュー。
全ての描写には意味がある、中国のスタジオにしか作れない“私たちの昭和”とは…

「昭和66年、日本は強大な経済力でアメリカを植民地にした」という壮大な設定が提示されるとともに、郊外の車道やビルの立ち並ぶ都市といったアメリカの風景が次々と映し出されていく。
だがそこには日本の支配下による影響が随所に見られ、ハリウッドを象徴する屋外のサインは「NEO YOKOHAMA」の文字へと換わり、道路沿いには巨大な千手観音像が突き刺さっている。


そこで弊誌では同作の製作総指揮を務めるXY. Luo氏と、「中国独立游戯連盟(CiGA)」【※2】での活動と並行して『昭和米国物語』のアドバイザーや日本向けリソース提供と開発支援役を担うF氏の両名へオンラインでのインタビューを敢行。
取材を行う中で、奇抜な発想の根底を支えるロジカルかつ情熱的な開発の動機や、偶発的な要素も積極的に取り入れ遊びの延長としてゲーム作りの過程を楽しむチームの姿勢が明らかとなった。

胸中に渦巻く幾多もの疑問をぶつけるたび、彼らがいかに日本のカルチャーを愛し、強い志で昨今のゲーム業界へ一石を投じようとしているのかが垣間見え、話題は日中米の3ヵ国を股にかける文化や経済の歴史、近年の中国ゲーム市場の現状にまで及んだ。

「もしもバブルが続いていたら」というユニークな切り口で日本とアメリカの関係を縦横無尽に描き切ろうと試みる意欲作の背後には、果たしてどのような物語が存在するのだろうか。
令和の世に新たな形で産声を上げた、めくるめく昭和ワールドの舞台裏をのぞいてみよう。

https://news.denfaminicogamer.jp/interview/220426t
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