後ろから近づくスクーター…2週間でひったくり26件、同一人犯か

神奈川県警捜査3課は、4月27日までの2週間で県内で計26件のひったくり事件が発生し、約42万円の被害が出ていると発表した。

そのうち1件は、けが人が出て強盗致傷事件になっている。被害者の後ろからスクーターで近づくなど手口が似ていることから、同課は同一人物の犯行とみており、注意を呼びかけている。

同課によると、26日午前4時50分頃、大和市中央の路上を歩いていた団体職員の男性(72)が、後ろから来たスクーターに乗る何者かに、手に持っていた現金約11万3500円入りのトートバッグをひったくられた。

約30分後には、東に約3・7キロ離れた横浜市瀬谷区三ツ境の路上で、会社員男性(55)が、自転車のかごに入れていた現金約2万2500円などが入ったビジネスバッグを奪われた。

7日にも、午後4時45分頃~午後5時55分頃に相模原市中央区、藤沢市、寒川町で40~60歳代の男性計3人がバッグを奪われている。

いずれも、フルフェースのヘルメットをかぶっていたという。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220430-OYT1T50265/