川のせせらぎで癒やされる「箕面川床」オープン

名勝・箕面大滝(大阪府箕面市)から流れる箕面川のせせらぎを聞きながら料理を味わえる「箕面川床」がオープンした。滝道沿いの2店舗が営業している。

市によると、明治43(1910)年に阪急箕面線が開通した頃、箕面川には、川に張り出した茶屋や休憩所が設けられ、箕面大滝などを訪れる行楽客が川床を楽しんでいたのが、箕面川床のはじまりとされる。

その後、洪水などが原因で徐々に衰退して途絶えていたが、2010年から2年間、滝道の活性化のため、市などでつくる「箕面川床協議会」が社会実験として復活を企画。好評だったため12年から本格的な営業が始まったという。

川床を営業する2店舗の春の営業は、「川床磯よし」(072・724・2477)が6月30日までの正午~午後5時、「川床音羽山荘梅屋敷」(072・721・3005、火曜定休)が6月12日までの①午前11時半~午後1時②午後1時半~午後3時(月、水、木曜は10人以上の予約で営業)。いずれも利用日の前日までに予約が必要。夏と秋の営業もある。

4月下旬に川床磯よしを友人らと訪れた市内の70代の男性は「この時期は新緑が美しく、川のせせらぎを聞いていると心が癒やされます」と話した。(瀬戸口和秀)

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