岸田文雄首相は4日、バチカンでローマ教皇フランシスコと会談した際、広島平和記念公園(広島市)に平和を願って国内外から届く折り鶴を利用し、広島県廿日市市の窯元「宮島御砂焼 対厳堂」がつくる陶器を贈呈した。

 陶器は「折鶴灰釉香炉 祈り」で、廿日市市の寺院「大聖院」がおたき上げした折り鶴の灰を利用している。首相は陶器を通じて平和への思いを共有したかったとみられ、教皇に「私の地元」のものだと説明した。

 窯元の三代目、山根興哉さんは「大変ありがたい。世界中から届く平和への願いが世界を一周したような感じがする」と話した。

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