分校っ子わいわい田植え 加賀 翠星高生ら指導

 加賀市分校小学校の五年生が十二日、同校近くの田んぼで田植え体験をした。
田んぼの所有者北村喜三平(きそべい)さんと孫で翠星高校(白山市)総合グリーン科学科二年の大喜さんらの指導で、
児童たちが楽しく学んだ。

 喜三平さんが苗を植える位置に印を付ける「枠」と呼ばれる道具を使った昔の田植えの方法を説明。
児童らは、はだしで田んぼに入り、百平方メートルほどの水田に「ゆめみづほ」の苗を手植えしていった。
泥の感触を楽しんだり、カエルを見つけたりする児童もおり、満面の笑みを見せていた。

 大喜さんも苗を児童たちに手渡し、植え方をアドバイス。幼い頃から喜三平さんの手伝いなどをしていたといい
「子どもたちがにぎやかで、一緒に田植えできてすごくうれしかった」と話していた。

 田植えを初めて体験した中沢奈々さん(10)は「田んぼは温かくてぬめぬめしていた。お米ができたら塩にぎりで食べたい」と話していた。
この日児童が植えた稲は八月末ごろ、六十キロほど収穫できる見込みという。(坂麻有)

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北村大喜さん(右)に教わりながら田植えをする分校小の5年生=加賀市内で