家賃30万→51万、もうNY出る 23歳の嘆きが日本に与える影響

築100年を超える米ニューヨークのアパートに、ジョシュ・ダニエルソンさん(23)は大学時代の友人2人と暮らす。個室の3部屋に台所、
2人掛けソファと小さなテーブルを置けばいっぱいになる共用のリビング。手狭ではあるけれど、バーやレストランが多く若者に人気のエリアという立地が気に入った。

 家賃は約2300ドル(約30万円)。家庭教師として働くダニエルソンさんの月収は約3千ドル(約39万円)。「3人で割れば1人あたり800ドル以下に収まる」と契約を決めた。

 だが、昨年4月に入居してまもなく、米国では消費者物価指数(CPI)の上昇が始まった。約40年ぶりの高水準となった今年2月。
家主から契約の更新を伝えるメールが届いた。提示された4月以降の家賃は7割超の値上げとなる3950ドル(約51万円)。
1人あたりの負担は約1300ドルに跳ね上がる。「収入の4割以上が家賃で消えれば、暮らしていけない」

https://www.asahi.com/articles/ASQ5564Z3Q51ULFA00G.html