米国株、ダウ続伸で始まる 消費関連銘柄に買い

【NQNニューヨーク=古江敦子】26日の米株式市場でダウ工業株30種平均は5日続伸して始まり、午前9時35分現在は前日比300ドル04セント高の3万2420ドル32セントで推移している。
前日午後に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は市場の想定内の内容と受け止められ、無難に通過したことに伴う買いが続いている。
小売企業が市場予想を上回る四半期決算を相次いで発表し、消費関連銘柄が上昇している。

米連邦準備理事会(FRB)が発表した5月3~4日開催分の議事要旨では、委員らが「今後数回の会合で通常の2倍の0.5%の利上げが適切になる」との認識で一致していたことがわかった。
市場では金融引き締めに積極的な「タカ派」姿勢をより強めるとの警戒感があっただけに、想定の範囲内の内容だったのを受け、幅広い銘柄に見直し買いが入った。

百貨店のメーシーズや1ドルショップのダラー・ツリーなどが26日朝に発表した四半期決算が市場予想を上回り、大幅に上昇している。
米経済を支える消費は堅調との見方から、ダウ平均の構成銘柄ではスポーツ用品のナイキやホームセンターのホーム・デポ、クレジットカードのアメリカン・エキスプレスに買いが先行した。
航空機のボーイングや金融のゴールドマン・サックスも高い。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続伸している。
https://www.nikkei.com/article/DGXZAS3LANY01_W2A520C2000000/

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