参議院議員選挙が目前に迫り、各党の候補者が出揃いつつある。
永田町はすでに戦闘モードに入っており、全国の主要都市では立候補予定者がそれぞれの主張を訴える光景が増えてきた。そうした中、鹿児島県にゆかりが深い人物の動向が永田町で注目されている。

■注目集める「西郷隆盛」直系5代目

その人の名は西郷隆太郎。坂本龍馬や桂小五郎と並び、幕末から明治維新にかけて大活躍した西郷隆盛の直系の5代目。つまり玄孫にあたる。

その西郷氏が今年になって、都民ファーストの都議会議員だった妻とともに自民党の大物をはじめとする政界関係者を訪ね回り、出馬を前提に相談を持ち掛けていたという。

隆太郎氏をよく知る人が、こう話す。

「ようするに、参院選で自民党から出馬したいがどうすればよいかという相談に行ったようです。
しかし、隆太郎氏は大学で政治を専攻したわけでもなく、そういう仕事についていたキャリアもない。
話を聞いた自民党の大物政治家も『あれではちょっと……』とこぼし、同党から出馬する可能性は消えたということです」

自民党からダメ出しを食らった隆太郎氏。それでも政治にかける思いは持ち続けているようで、Facebookには事前運動を想起させるような投稿が残されている。