ロシア政府は3日、ドイツが「再び軍備を拡張」していることで欧州の安全保障を揺るがしていると非難した。

ショルツ独首相は今週、独が北大西洋条約機構(NATO)加盟国中で最大の通常兵力を持つことになると述べていた。

ロシア外務省のザハロワ報道官は「独首相の発言は、独政府が再軍国主義化を進める方向に舵を切ったことを
裏付けるものとみられる」と指摘。その帰結は歴史が証明していると批判した。

独連邦議会下院はこの日、ショルツ首相が提案した1000億ユーロ(1072億ドル)の特別防衛基金の創設案を可決した。
ロシアによるウクライナ侵攻を受けた。冷戦終結後、数十年にわたり軍縮を続けてきた同国にとって大きな政策転換となる。

https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-russia-germany-idJPKBN2NK1LD