正さんと好子さんは、埼玉県内の盲学校の高等部で出会った。1985年、正さんが24歳、好子さんが22歳のときに結婚した。ともに若く、視覚障害を抱えていたため、親たちは当初、結婚に猛反対だった。好子さんが振り返る。
「夫婦そろって車も運転できない、文字も読めない。いったいどうやって生活していくつもりなんだ、と親たちは大反対。でも、当時はとにかく親元を離れて自立したかった。全盲の私は授かりでもしなければ、一生結婚できないとも思いました」

2人は計画的な“授かり婚”で周囲の反対を押し切った。

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