「自分は女性」打ち明けると…子は泣き妻とは離婚 自分を取り戻すまでの“53年間”

人目を避けかつらとスカート
 幼少期から思春期にかけての「苦しみ」は今も忘れない。「男らしさ」の意味も分からぬまま、中学は校則で丸刈り。
自宅ではスカーフで頭を隠す時もあり、セーラー服が欲しいと母親にねだったが許されるはずはない。
高校では人目を避け、かつらとスカートで過ごした日もあった。

 温かい家庭に憧れて20代後半で結婚し、子どもも授かった。
それでも-。「自分に正直になろう」と考え、一人ホテルで着替えて街に出たことも。
「当時は(性同一性障害という)診断名もない。自分は一体何者で、どう生きたらいいのか。分からなかった」

https://news.yahoo.co.jp/articles/5f091c46ea38d2c20c0d2f50ed7382f6ec868077