国家試験合格率91.7%だが…医学部に合格しても「医師になれない人」の特徴
https://news.yahoo.co.jp/articles/9bb9de4f13d6fa4d926f758a8cecdd1f31ea7a1e

(略)

浪人生の苦悩…待ち受ける「不合格」のループ

さて、医師国家試験に不合格となる割合が厚生労働省から発表されています。

現役生では90%以上の合格率ですが、医師国家試験の合格率は国家試験浪人の1年目では70.0%、2年目では46.6%、3年目では33.3%、
4年目ではさらに低下して15%未満となり、不合格のループは2年以内に抜け出ないと、半永久的にループしている現状があります。

その理由として、最新の医学知識を習得する機会が減っていること、
学力はもちろん精神面などに優れている新規の現役生が試験を受けて太刀打ちできなくなること、
不合格という現実を繰り返すことで自己肯定感が低下し、不安障害やうつ病などの精神疾患を発症することなどが考えられています。

(略)

丸暗記やパターンのみで学習するなど、近年注目されている自閉症スペクトラム障害などの「発達障害」が示唆される受験生にとっては不利であり、
成績に伸び悩む傾向があります。

前述の学力不足の例や発達障害の方は、高い予備校の授業料・教材の料金を家族が捻出し続けても合格をつかみとることができず、
努力と家族の投資が水の泡となっていきます。

医師国家試験は、司法試験のように受験回数制限がありません。なかには5回や10回不合格となっても適正がないと自他ともに認めず、
振り返りや自分の特性を見つめ直すことすらせずひたすら受験を繰り返している人もいます。
精神疾患を発症し、受験できる認知機能や心理面のトラブルで医師への道を諦める方もいます。

(略)