「チコちゃん」炎上のマナー講師壮絶半生「小4で親戚たらい回し、自殺も考えた」

泣くな、ええ歳して!」厳しい言葉に、さらに涙を流す若い女性スタッフーー。これは5月21日に
放送された『チコちゃんに叱られる!』でのひと幕。“鬼マナー講師”こと、平林都氏の“講義”が
怖すぎるとして、ネット上では「パワハラだ」などの声が上がり炎上した。

NHKの前田晃伸会長が「批判をいただくようなことはあってはいけない」と発言するほどの
事態となった。「台本どおりにやっただけで、気分がよいことではございませんが、今までの
人生の中には、もっともっと辛いことがありました。

墓場まで持っていかなければならないような秘密もあります。むしろ、他人からの批判が
自分を今以上に強くしてくれるのだから、ありがたい状況なんですよ」と笑うのは、その
平林氏本人だ。

全国で企業向けのマナー指導をおこなう傍ら、バラエティ番組に引っ張りだこ。60組以上の
有名ユーチューバーとコラボし、出演動画が合計4000万回も再生される売れっ子だ。

マナー講師という仕事自体が、ネット上で「失礼クリエイター」と揶揄される逆風の多い昨今。
なぜ彼女はここまで毅然とマナーを指導できるのか。じつは彼女の“マナー”の裏には
闇深い半生が隠されていたーー。

「私、両親がいないような状態だったのです。母は幼いころからいなくて、父は自称『女が離さない、
いい男』。全然家に帰ってきてくれませんでした。小学校低学年のころには、自殺未遂でもすれば
父が『手のかかる子だ』と思い直して家に帰ってきてくれるんじゃないかと思い詰めるほどでした。

でもどんなに頑張っても、父には行かなきゃいけない女の家が多くて無駄でした(笑)」
現代風にいえば“ネグレクト”。小学4年生のころには、親戚の家を転々とする生活が始まった。

「歳の離れた姉の世話にならなきゃいけない時もあったのですが、姉の彼氏に疎ましく思われ、
その後は近所の叔父や叔母の家を転々とする日々でした。そういう生活だと、子供ながらに
他人の顔色を窺い、気を遣うんですよ」だが、けっして我慢するだけの子供ではなかった。

「たとえば『お金がないからチョコが買えない』だけじゃなくて、そこから『どうすればお小遣いを
もらえるか』という問題意識を持ちました。指示待ち人間にならず、自主的な思考が育まれました。

多くの“他人”に囲まれる過酷な生育環境が、平林氏に“生き抜く技術”としてマナーを身に
つけさせたのだ。

「高校卒業後、金融会社に勤めました。仕事が終わると、その日のうちにお茶やお花、お着物、
話し方などのお稽古に通い、給料はすべてお稽古に費やしました。親の躾を受けてこなかった
ものですから、心細かったのです」
https://news.livedoor.com/article/detail/22332124/