
https://www.sankei.com/article/20220618-27RL6LX24RI37JLMHMYPSDVZJY/
作家で詩人の森崎和江さん死去 「からゆきさん」
日本から南方へ売春婦として売られた女性を描いたノンフィクション「からゆきさん」などで知られる作家で詩人の森崎和江(もりさき・かずえ)さんが15日、急性呼吸不全のため死去した。95歳。葬儀は近親者で行った。喪主は長男、松石泉(まついし・いずみ)さん。
旧朝鮮生まれ。昭和33年に福岡・筑豊の炭鉱地帯で詩人、谷川雁さんらと文芸誌「サークル村」を創刊。34年には女性交流誌「無名通信」を創刊し、炭鉱の女性労働者から聞き書きした作品を発表、「からゆきさん」で大きな反響を呼んだ。
他の著書に「海路残照」「語りべの海」など、詩集に「ささ笛ひとつ」など。