「ボヘミアン」などのヒット曲で知られる、歌手の葛城ユキさんが、腹膜がんのため、きょうの午後2時頃、都内の病院で亡くなったことがわかりました。73歳でした。

所属事務所の関係者によりますと、葛城さんは、3日程前から、お世話になった人にお礼のため電話をしていたそうですが、
きょうの午前中、関係者へ自宅に救急車を呼んで欲しいと伝え、病院へ行き「最期は関係者と実の姉に見守られながら、静かに眠るように亡くなった」ということです。

葛城さんは、先月のコンサートに出演した際、車椅子で熱唱。囲み取材では、約1年ぶりのステージ復帰に〃1年ぶりに帰ってきて。
あっという間だったような気がしますし、ある面ではものすごく長い気もします〃と話すと、自らのがん闘病を振り返り
〃コロナで面会も出来ず話す人もいなくて。精神的な苦しみと体の痛みと闘うことで、ちょっと逃げ出したいって思う時も…。でも自分は復帰宣言しましたから。帰る義務、責任があると思い頑張りました〃と語り、
〃みなさんの「必ず帰ってきて、待っているから」って。言葉がずっと頭からはなれませんでした〃と感謝の気持ちを述べていました。
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