DV・モラハラはホストに対するケースだけではない。パパ活女子のなかには、自分のパパを相手に過激なモラハラを繰り返す人もいるようだ。パパ活女子のミサ(仮名・19)が言う。

「私のパパに聞いた話なんですけど、2~3年前に長期で会っていたパパ活相手の女の子からかなりやられていたらしいんです。私のパパはけっこうおどおどした気の弱い感じで、怒鳴られると言いなりになっちゃうみたいな人。『使えない』とか『気持ち悪いんだよ』とか会うたびに怒鳴り散らされて、精神的に追い詰められてた」

その男性は度重なる暴言に耐えきれず、別れを決意。するとモラハラはさらに激しさを増したという。

「『そうやって私を追い出したいわけ!?』とキレられたらしいです。なかなか別れられなくて、ずっとモラハラに苦しめられ、最後には精神科に通うまでになった。その相手の子が飽きて何とか別れられたけど、その話をするときは今も辛そうです。その子みたいに、オジさんを管理してイジメて楽しんでる、みたいなパパ活女子はわりといるんです。相手を支配しないと気が済まないみたいな。オジさんと過ごすのが苦痛なのはわかるけど、お金をもらっている以上ビジネスなんだから、相手を楽しませるべきだと思うんですけどね……」

若い女性に癒やされたいと思って始めたパパ活でモラハラに苦しめられるとは、これほど悲しい気持ちになることがあるだろうか。しかし、当のモラハラ加害者のパパ活女子たちは、「気持ち悪いオジさんはひどい目にあって当然」とまったく悪びれないケースがほとんどだ。

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