香港の不動産業者によると、円が対香港ドルで1998年以来の安値圏にあることを背景に、今年は日本の不動産の売れ行きが好調だ。
新型コロナウイルスの感染予防対策の緩和で入国規制が解かれる方向にあることも、投資家からの問い合わせ増加につながっている。だが、顧客の多くが実際に物件を見て買っているわけではない。

香港にあるジャパンハナ不動産の共同設立者でマネージング・ディレクターのジェイソン・ラム氏は
「日本が注目を集めるきっかけが円安であることに疑いはない」と話す。ペッグ制を採用する香港ドルは米ドルに連動するため、米金融当局が金利を上げてドル高・円安になると、香港ドルもつられて上昇する。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-07-07/REL35ODWX2PS01?srnd=cojp-v2