クルマの未来はサブスクの悪夢?


自動車の製造コストが高くなり、利益率が低下するにつれ、自動車メーカーは顧客からより多くのお金を搾り取る方法を考え出しつつある。サブスクリプションだ。シートヒーターやリモコン式キーフォブなど、自動車の機能を利用するためのサブスクはその最新例である。

今週初め、一部のメディアは、BMWが韓国を含む多くの国で、シートヒーターの月額利用料を18ドルで販売していることに注目した。BMWは以前にも、Apple CarPlayとAndroid Autoの利用料として月額80ドルを支払わせようと試み、失敗したことがある。

自動車はかつてないほどコンピュータとソフトウェアにあふれ、自動車メーカーは無線によるソフトウェア更新で新機能の追加や問題の修正を即座に行うことができるようになった。これはまた、自動車メーカーに新しい収益化の方法を提示した。BMWだけでなく、フォルクスワーゲン、トヨタ、アウディ、キャデラック、ポルシェ、テスラも、運転支援機能や音声認識など、特定のオプションのサブスクリプション・モデルに手を出している。

今年初め、リサーチ会社Cox Automotiveは、今後2年間に新車を購入する予定の217人を対象に調査を実施した。その結果、月額または年額料金を支払ってでも、車の機能を追加したいと答えた人は、わずか25%だった。残りの75%は「払いたくない」と答えた。

その25%のうち、年会費や月会費を払ってもいいと答えた対象は、概ね次の3つだった。レーンキープアシストや自動緊急ブレーキなどの安全機能(自動車メーカーは今年から後者を新車に標準装備することに合意している)、トルクや馬力の向上などの車両性能機能、シートヒーターや冷却装置、ハンドルなどの快適機能だ。

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