「10点の加点は賄賂としての利益に該当」東京医大の入試めぐる文科省汚職 息子に加点の元局長に有罪判決
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/100107

文部科学省の元局長が東京医科大学に便宜を図る見返りに息子を合格させてもらったとして、受託収賄の罪に問われた裁判で、東京地裁はさきほど執行猶予つきの有罪判決を言い渡しました。

文科省の元局長・佐野太被告(62)は、東京医科大学が文科省の支援事業の対象校に選定されるよう便宜を図る見返りに、自分の息子の入試で加点をうけ合格させてもらった受託収賄の罪に問われました。

佐野被告側は、「加点は知らないところでなされた」などと無罪を主張していましたが、東京地裁はきょうの判決で「大学側との間で加点が見返りとの共通認識があった」「試験を不相当に有利に扱うもので、賄賂としての利益に該当する」と指摘し、懲役2年6か月、執行猶予5年を言い渡しました。