TKO木本 仮想通貨などを巡る投資トラブルで番組打ち切り 総額7億円以上か

お笑いコンビ、TKOの木本武宏(51)が仮想通貨などをめぐる投資トラブルを起こし、2週間前からテレビ番組の出演などを見合わせていることが21日、分かった。所属事務所は「事実関係を確認中」としているが、「トラブルの総額は7億円はくだらない」という関係者の話もある。事態を重くみたKBS京都は木本が司会の「週末ライブ キモイリ!」の打ち切りを発表。刑事事件に発展する可能性もあり、今後の行方が注目される。

人懐っこい笑顔でタレント仲間や後輩芸人から慕われ、幅広い人脈を持つ木本が投資トラブルを引き起こしていた。

複数の関係者の話を総合すると、芸能界を中心とした知り合いにFXや仮想通貨の投資話を持ち掛けて、金を集めていたという。しかし、木本と一緒に投資を進め、金を管理していた人物と連絡が取れなくなり、金の行方が不明になった。ある関係者は「集めた総額は少なくとも7億円以上。木本さんも行方不明になった人物に乗せられたのではないか」と明かす。

木本は今月初めに所属事務所にトラブルを打ち明け、体調不良も重なったため、約2週間前から全ての仕事を見合わせていた。同事務所は「事実関係を確認中で、それがはっきりしてから対応することになる」とコメント。「警察に被害届が出されたという報告は受けていない」としている。

騒動を受け、各局は対応に追われた。KBS京都は、木本がMCを務める生放送番組「週末ライブ キモイリ!」(土曜前10・30、関西ローカル)について、この日、打ち切りを発表。23日放送が最終回で、8月6日から新番組を放送するとし、「総合的に判断した」と説明した。木本は今月9日から欠席しており、最終回も欠席する。

また、同じく木本がMCを務めるBS11「アプリ学院!」は、来週26日分はすでに収録済みで、テロップを入れて放送予定。8月分は代役を立てて対応する。9月からは未定としているが、こちらも番組終了となる可能性が高そうだ。他の番組も、7月放送分は欠席、または事前収録していた旨をテロップで流す処置を取る。

今回のトラブルが刑事事件に発展するかは、架空の投資話か実在していたかによって変わるが、木本の倫理的責任は免れず、退社を選択する可能性もありそうだ。

★相方・木下はトラブルで20年に退社 TKOでは、相方の木下隆行(50)が、後輩芸人にペットボトルを投げつけるなどのトラブルを起こし、2020年に事務所を退社している。事務所に残った木本は「解散はしない」としたが、最近は個々で活動しており、コンビとしては活動休止状態だった。

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