ブラジル、スペインで死者 サル痘、アフリカ以外で初

ブラジル保健省は29日、南東部ミナスジェライス州でウイルス感染症「サル痘」にかかった男性が死亡したと明らかにした。スペイン保健省も同日、国内で初めて死者が出たと発表した。今年のサル痘の感染拡大で、アフリカ以外で死亡例は確認されていなかった。

ブラジルで死亡したのは41歳の男性。リンパ腫を患い、免疫不全を抱えていた。同州内の病院に入院しており、28日に亡くなった。スペイン当局は死者の情報を明らかにしていない。

世界保健機関(WHO)は27日、今年に入って78カ国で1万8千人以上の感染が報告されたと明らかにした。アフリカでは5人の死亡が確認されていた。

ロイター通信によると、ブラジルは1066人、スペインは4298人の感染が確認されている。
https://www.sankei.com/article/20220730-QSTS3FR62JJD3EOCOGCDC46M54/