死亡保険「生前に買いとります」 元金融庁官僚が目指す保険の使い道

死亡保険を契約者から生前に買い取る――。日本ではなじみのない保険ビジネスを金融庁の元官僚が今春、始めた。欧米では資金が必要な時に自分にかけた保険を売るのは一般的で、「契約者の選択肢を増やしたい」と国内でも新しい市場をつくることをめざす。
ただ、事業には様々な課題もあり、ルール整備などの必要性も訴えている。

買い取り価格は、契約者の健康状態から計算する。病状が重たい人ほど、短期間で保険金が支払われる可能性が高いため、買い取り価格を高くする仕組みになっている。

 例えば、1千万円の死亡保険…

https://www.asahi.com/sp/articles/ASQ7W5GFCQ6XULFA03L.html