大阪 富田林市の団地で部屋に置き去りにされた2歳の女の子が熱中症で死亡し、同居する祖母ら2人が逮捕された事件で、祖母らが女の子の手足を縛った状態でベビーサークルに閉じ込めたことが原因で死亡した疑いがあるとして、警察は2人を監禁致死の疑いで書類送検しました。
ことし6月29日、富田林市の団地の部屋で小野優陽ちゃん（2）が熱中症で死亡し、祖母の小野真由美容疑者（46）と、同居する桃田貴徳容疑者（50）の2人が6月27日までの4日間、断続的に優陽ちゃんの手足を縛って外出したなどとして監禁などの疑いで逮捕されています。
これまでの調べで、2人は優陽ちゃんが亡くなる2日前の6月27日の夜から外出し、ベビーサークルの中に置き去りにしていたとみられていますが、その後の捜査でこの間、粘着テープで両方の手足を縛っていた疑いがあることが分かったということです。
このため優陽ちゃんが十分な食事や水分を取ることができず、熱中症で死亡した疑いがあるとして、警察は8日、2人を監禁致死の疑いで書類送検しました。
調べに対し、祖母の小野容疑者は「27日に外出した時も手足を自由に動かせないように縛っていた」などと供述しているということです。
桃田容疑者は「27日の外出の時は私は縛っていない」と容疑の一部を否認しているということです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220808/k10013760531000.html
