「五体不満足」などの作品を持つ作家で、7月の参議院議員選挙で東京都選挙区から無所属で出馬し落選した乙武洋匡さん(46)が9日、自身のツイッターを更新。
安倍晋三元首相の銃撃事件から1カ月、政治家との関係など世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の報道が過熱する状況に「待った」を掛けるかのような
爆笑問題・太田光(57)や社会学者・古市憲寿さん(37)の発言に対し、「いま私たちが口にすべきは『叩きすぎるとテロリストの思う壺になるから批判は程々にしましょう』ではなく」などと私見を述べた。

 7日のTBS系「サンデージャポン」で太田が「そもそも、この問題、きっかけがテロであったことをマスコミはもう少し自覚しないといけない」などと発言し“第二の山上容疑者”が出現することを危惧。
8日のフジテレビ系「めざまし8」では古市さんが批判すべき事はすべきとしながらも「報道があまりにヒートアップすると山上容疑者の目論みどおりになってしまう」などと発言したことが波紋を広げた。

 乙武さんは2人の発言を掲載した記事を添付、いま私たちが口にすることとして「『テロ行為など起こらずとも、メディアは日頃から巨悪に立ち向う報道を心がけましょう』ではないのかな」とつづった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2f549a