ザポリージャ原発に砲撃、原子炉1基が緊急停止 ウクライナ側が発表

 ウクライナの原子力企業「エネルゴアトム」は1日、中南部のザポリージャ原発で砲撃があり、稼働中の2基の原子炉のうち1基が緊急停止したとSNSで発表した。ロシアの占拠下にある同原発にはこの日、国際原子力機関(IAEA)の調査団が到着する予定。同社は緊急停止は「10日間で2度目」とし、「ロシア側による犯罪だ」と厳しく批判した。

 ザポリージャ原発には6基の原子炉がある。エネルゴアトムによると、砲撃により、午前4時57分に5号機が緊急停止したほか、停止中の2号機では予備用電源が破損し、ディーゼル発電機が作動したという。唯一稼働している6号機には問題はないとしている。

 同社は「ウクライナ側職員が、原発施設の破損にできる限りの対応をしている」とした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a06b93656fc837496666ce20c3a45b3332df4c0e