自殺生徒の記録、ほぼ黒塗り 遺族が不服審査請求へ

大阪府泉南市で3月に自殺した中学1年の男子生徒=当時(13)=の遺族が、生徒と学校側のやりとりの記録などを開示請求したところ、市教育委員会が、ほぼ全ての内容を黒塗りにした文書を示したことが16日分かった。母親は「これでは息子に何があったのか全く分からない」と強く非難しており、全面開示を求めて不服審査請求する。
 母親は8月下旬、市の個人情報保護条例に基づき、亡くなった生徒と家族に関する学校側の記録や、市教委での会議録などを開示するよう求めた。市教委は今月5日、A4判で約140ページにわたる資料を示したが、生徒らの名前と日時以外は全て黒塗りだった。

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