中国・小鵬の空飛ぶクルマ「旅航者X2」、ドバイでの飛行試験へ
2022年9月16日
https://36kr.jp/202366/

中国の電気自動車(EV)メーカー「小鵬汽車(Xpeng Motors)」傘下で電動
垂直離着陸機(eVTOL)を開発する「小鵬匯天(Xpeng Aeroht)」がこのほ
ど、 開発中のeVTOL「旅航者X2(XPENG X2)」をドバイに運び、規格どおり
動作するかを確かめるための飛行試験を実施すると明らかにした。eVTOL
は「空飛ぶクルマ」とも呼ばれている。

旅航者X2は同社にとって第5世代のeVTOL。2人乗りで、コックピットには機
体横のドアから出入りする形となっている。機体はカーボンファイバー製で、
バッテリーを含めた重量は560キロ。最大積載量は200キロで、航続時間は
最大35分間、飛行高度は1000メートル。

小鵬匯天は2020年11月、旅航者X2の開発プロジェクトを始動し、21年6月に
初飛行を成功させている。旅航者X2は自律的に飛行ルートを計画する能力
を備えており、複数のセンサーを通じて地上モニタリングや死角ゼロの環
境認識、自動帰還・着陸、100キロメートル以内のリアルタイム通信が可能。
最高飛行速度は時速130キロで、未来都市での低空飛行に適しているという。

(36Kr Japan編集部)


https://youtu.be/JXCLrTTn41I