https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220930/k10013843271000.html


30日朝早く、北海道北広島市で生活困窮者を受け入れ自立に向けた支援をしている共同住宅で火事があり、消防によりますと、これまでに2人が遺体で見つかったということです。
警察は、67歳の住人が火をつけたとして放火の疑いで逮捕し、詳しい経緯などを調べています。

30日午前5時50分ごろ、北広島市中央2丁目の共同住宅の2階から火が出ているのを近くを歩いていた人が見つけ消防に通報しました。

およそ6時間たった現在も消火活動が続けられていて、消防によりますと、これまでに焼け跡から2人が遺体で見つかったということです。

性別などはわかっていません。

また、住人の高齢の男性1人が逃げる際に足にけがをしたということです。

警察は、共同住宅に住む荻野正美容疑者(67)が火をつけたと認めたことから、放火の疑いでその場で逮捕しました。

警察によりますと、調べに対して「2階の自分の部屋に灯油をまいて火をつけた」などと供述しているということです。

この共同住宅はNPO法人が運営し、身寄りのない高齢者や生活保護の受給者など経済的に困窮した人たちを受け入れ、自立の支援に当たっているということで、建物の管理者を含め現在15人が入居しているということです。

警察は遺体の身元の確認を進めるとともに、放火の経緯や動機を調べることにしています。