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中谷美紀の結婚相手「ヴィオラ奏者」に猛反応 「ルナティック雑技団」あのセリフ

女優の中谷美紀さんが2018年11月27日、ドイツ出身でヴィオラ奏者のティロ・フェヒナーさんと結婚したことを公式ウェブサイト上で発表した。

ツイッターでは「ヴィオラ奏者」と聞いて、岡田あーみんさんの少女漫画「ルナティック雑技団」を思い出す人が続出している。

学園のアイドル、愛咲ルイといえば...
ルナティック雑技団は、1993年~95年に集英社の少女漫画誌「りぼん」ほかで連載された。容姿端麗で、カリスマ的な中学生男子・天湖森夜(てんこもりや)と、森夜の家に下宿することになった中学生女子・星野夢実を中心とした、ラブコメディーだ。
中谷さんの結婚発表を受けて、ツイッターには「ルナティック雑技団のあのセリフがリアルに!」「ルイを思い出した...」といった投稿が相次いだ。ルナティック雑技団には、森夜や夢実と同じ中学校に通う、愛咲ルイという男子キャラクターが登場する。ルイは学園のアイドル的な存在で、女性人気が高い。夢実に想いを寄せており、夢実をはじめ男女から高い人気を集める森夜をライバル視している。

作中では、ルイが実際は未経験ながらファーストキスを済ませていると後輩に見栄を張るシーンがある。「ルイ先輩は大人だからきっと相手の人は年上だ」とキスの相手のハードルが上がる中で、ルイはこうつぶやいた。

「ヴィ...ヴィオラ奏者...」
ルイは内心冷や汗をかきながらも、後輩たちからは「やっぱりすごい」「大人」と尊敬のまなざしを向けられるのだった。
「りぼん黄金期」のカリスマ的存在
ルナティック雑技団連載当時のりぼんは「黄金期」と呼ばれ、1994年の2月号は発行部数255万部を記録した。「マーマレード・ボーイ」(吉住渉さん)や「天使なんかじゃない」(矢沢あい)といったいわゆる正統派のラブストーリー作品が多い中で、ギャグ要素の強い岡田さんの作風は異彩を放っていた。
97年以降、岡田さんは漫画界から突然姿を消した。その後ネット上では「 (歌手の)カヒミ・カリィさんとして芸能界デビューした」「結婚して漬物屋を営んでいる」などといった「都市伝説」のようなさまざまな憶測が飛び交った。2015年にはルナティック雑技団の新装版が3冊刊行されているが、岡田さんの消息は謎に包まれたままだ。
ルナティック雑技団は特に30代~40代のなじみの深い作品である。中谷さんの結婚発表を受けて、当時からのファンはついルイを思い出し「ヴィ...ヴィオラ奏者...」とつぶやいたのだろう。