恐竜の足にひづめ? 皮膚を残した「ミイラ」化石から発見

 白亜紀の恐竜エドモントサウルスは、発見から100年以上たった今もたびたび私たちを驚かせてくれる。
2013年にはある研究者が、この草食恐竜にニワトリのような肉質の“トサカ”があったと報告した。

 そして今回、新たな研究によって、もう1つの意外な特徴が明らかになった。
エドモントサウルスは足に「ひづめ(蹄)」のようなものがあったというのだ。
研究チームは、2022年10月12日付けで学術誌「PLOS ONE」に発表した論文で、ひづめの発見について報告するとともに、
このような恐竜の角質や皮膚が長い歳月にわたって保存された仕組みについても考察している。

 今回の発見は「ダコタ」という愛称で呼ばれるエドモントサウルスの“ミイラ”(皮膚などの組織が保存されている恐竜化石)の分析から得られた。
ダコタは、これまでに発見されたエドモントサウルスの化石の中で、最も完全なものの1つだ。

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/22/101400469/