帰りたい」「仕事したくない」などと書かれた紙を部下に複数回渡したことはパワーハラスメントに当たるとして、群馬県警が県内の警察署に勤務する警部補を所属長訓戒(勤務規律違反)の処分としていたことが12日、情報公開請求に基づく県警への取材で分かった。

 県警監察課によると、警部補は5~8月にこうした言葉がびっしり書かれた紙を繰り返し部下に渡した。処分は9月28日付。警部補は「仕事のストレス発散のためだった」と話し、自ら申し出て巡査部長に降格した。

 この他、拳銃を署内の保管庫でなく自身のロッカー内に保管した巡査部長を本部長注意(拳銃の不適切保管)、勤務中に私用の携帯電話で交流サイト(SNS)に複数回投稿した巡査を所属長訓戒(職務懈怠)とするなど県内の警察署に勤務する3人を処分した。

 巡査部長は勤務終了後、拳銃を身に着けていたことを忘れて服と一緒にロッカーに入れたという。その日のうちに保管庫の点検で発覚した。巡査は処分を受けた9月15日付で依願退職した。投稿内容に捜査情報や個人情報の漏えいはなかったという。https://news.yahoo.co.jp/articles/5ddb8b0eb14723c35a35fac708522233675609c4