パリ協定「45%減」達成遠く 30年排出量10.6%増
10年比 「侵攻」後、足並み乱れ
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20221027&ng=DGKKZO65481660W2A021C2EA2000

2030年までの温暖化ガス削減目標が不十分な状態にある。国連機関が26日公表した報告書では、各国の計画を積み上げても30年の排出は10年比で10.6%増える。気温上昇を1.5度に抑えるなら45%減、2度なら25%減とする「パリ協定」の目標は遠い。ウクライナ危機で化石燃料への回帰も起き、足並みの乱れが温暖化対策に影を落とす。