亡くなった村田兆治さんが語っていた「空港での逮捕劇」と「離島の球児たち」への想い
https://news.yahoo.co.jp/articles/64dcf174b88d83c51bac55ce5c27e0a03225efb4

今年9月23日、羽田空港の保安検査場で女性検査員の肩を押すなどしたとして暴行容疑で現行犯逮捕。
携帯していた新聞切り抜き用のハサミがスーツケースに入っていることを失念していた村田さんは、
急いでいたこともあり検査員と口論に。
折しも安倍元総理の国葬で警備が強化されていたタイミングと重なり、
たちまち警察官に取り囲まれる事態へと発展した。

東京空港署での勾留を経て25日に釈放された村田さんの自宅を訪ねると、
近くの公園へと誘い、快く取材に応じてくれた。
以下はその時の村田さんの言葉だ。

■「彼女には頭を下げて謝りたい」
「まさか、あの行為が暴行になるとは思いもしませんでした。
逮捕されたこともショックですが、その容疑が暴行であることに二重のショックを受けています」

こう沈痛な面持ちで話し始めた村田さんは、くだんの女性検査員のことを特に気にかけていた。

「急いでいたので“ちょっとどいて”と女性の肩を右手で押して通ろうとしたのですが、
結果的に押しのける形になってしまった。
女性には逮捕される際、“申し訳ない”と謝ったけど、小さな声だったから聞こえなかったかもしれない。
(彼女には)本当に頭を下げて謝りたい」

以前の出張時に入れていたハサミがスーツケースにあるとは思ってもいなかった村田さんは、
居合わせた男性検査員にも「部下の教育はどうなっているんだ」と詰め寄った。

「そうこうしていると、約10人の警察官に囲まれ“ハサミがあるのだから通せない”と言われ、
手錠を掛けられました。女性(検査員)だけでなく、ファンや仲間にも頭が上がらない……」